いとおかし*唐津の砂糖菓子(金花糖)

いとおかし*唐津の砂糖菓子(金花糖)2004.2 / 2009.3修正 より転載  © le studio massako mizoguti 
金花糖とも書いてありますが、九州では「砂糖菓子」などというほうが自然なようです。
他にも、「鯛菓子」、「ながしもの」、「じょうがし」などの呼び名があるそうです。
「金花糖」という言葉は、今では製菓用語として、共通語のようではありながら、
九州、特に佐賀のように、砂糖菓子文化がどこよりも早く花開いた地域では、
一般には「金花糖」は使われてこなかった言葉のようです。

11月初めの唐津くんちには、曳山を模した砂糖菓子(下の写真一番右)がたくさん売られるそうです。
篠崎さんだけでなく、篠原三松堂さんでもくんちの曳山の砂糖菓子をつくっていらっしゃいます。
このページの砂糖菓子はすべて唐津の篠崎さんの商品ですが、
2004年にここでご紹介した時は洋菓子が主体で、
砂糖菓子をわずかながらつくっていらしたご様子でしたが、
2年ほど前より、砂糖菓子だけのお店になったそうです。すごいです!
ショウケースにたくさん砂糖菓子が並んでいる様子を佐賀出身の友人が撮ってきてくれました。


ただ、砂糖菓子1本でご商売は大変なのでは?と想像します。
こんなにかわいらしい砂糖菓子ですから、友人たちと応援したいと思います。

篠崎さんでは、昔はちょっと大きめのキューピーさんの型などあって、
子どものおもちゃのような砂糖菓子をいろいろ工夫してつくられたそうです。
そして、子どものお小遣いでも買えるようにと、つくられていたのが下の2004年の記事の小さな砂糖菓子です。

*告知*
残念ながらお店は閉じましたが、2019年8月武雄市JR三間坂駅「悠」にて復刻展示の予定があります。
詳しくは、再度ここにお知らせを掲載いたします。

以下は2004年の最初の記事です。
写真は鯛車、うさぎ、ちんころ狗、にわとりの4種です。
今年(2004年)のミニ個展にいらしてくださった金花糖大好きという方にいただきました。
私もずっと気になっていたこの金花糖が目の前に現れた時は、
初めてお会いする方なのに、「以心伝心」!の気分でした。
thanks for e.suzuki

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