サンポウさん

京都から知人の形見である「サンポウさん」がやってきて一年経つ。

先代まで海産物商をしていた知人のお宅で、おくどさんがある頃からのものだそうだ。
煤で黒くなっている古いものは、少なくとも100年以上経っているとのこと。
とりあえず京都からの旅の疲れを癒していただこう。

梱包して送ってくれた私の友人は「どれが大黒さんとか弁天さんとかわかる?」と聞く。
「全部、布袋さんだけど・・・」と私。
「えー、七福神でないの?」
「えー、今まで七福神だと思ってたのー?」

布袋さんを「サンポウさん」と呼んで、毎年初午の日に伏見稲荷に詣でた折に1体ずつ買い求め、
7年かかって7体集めるのだが、不幸があった場合はお返しし、また最初からとなるので、
7体揃うことはとてもめでたいこと。
そのため7体揃った布袋さんを「七福神」とも呼ぶそうだ。

私は「サンポウ(三宝)」という発音が気になるのと、布袋さんの軍配に興味を持っている。
知人宅で飾られていた時の写真は、こちらのページの一番下に。

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