和綿を育ててみた

友人に種をもらい、植木鉢に蒔いてからすくすく育った「和綿」
芙蓉のようなオクラのような花が咲いて、ほおずきのようなかたちの堅い実がついていた。
10月に入るあたりから、知らないうちにはじけて、ある日綿が見えていた。
3つに割れて、3つの綿の中に種が包まれている。
綿は、種のおくるみだった。

洋綿は花も実も上に向かってが、和綿は花が上にむかって咲くが、実がつきはじめると
うつむいてくる。かわいらしい。

綿が収入源として大きな存在だった長野の東信地域では、
正月の「まゆだま」を「もめん玉」と呼ぶ。「もめん玉」とはこういうものをいうのかと
稔ったばかりの綿を、あらためて眺める。

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