富士山形の「麦打ち(麦落雁)」の型

菓子木型5種。真ん中に富士山形の「麦打ち(麦落雁)」の型。
その右隣のは、恵比寿・大黒・布袋?・海老・お多福・鬼・狐・鯛です。あとの3種はすべて雪のデザインいろいろです。

いずれも新潟県小千谷市の「こいしや」さん所蔵。
この5種は私が型を見せていただき、打っていただいた時のもの。
2004年の中越地震の直前でした。

親指の先ほどの小さな富士山型(左)がかわいい。
写真のものは違うが、麦落雁でつくる場合が多く、冠雪の部分は上白糖にして打つ。
「麦打ち」とも言う。麦と富士山のコラボはこの季節のお約束。この木型はかなり出回ったようだ。

新潟ではこのようなちいさな菓子を「南京菓子」と呼んだが、福島県の白河のお菓子屋さんでも「南京菓子」をみつけた。白川は越後高田藩の飛び地もあったところ。

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