京都・東福寺の涅槃会の「花供御(はなくそ)」

京都・東福寺の涅槃会の「花供御(はなくそ)」
「花」をつけるのは、「特別の」というような意味合い。
この日のためにいつもより手をかけた供御(くご)を調えた。

正月・小正月に飾った霊力ある餅・餅花・まゆだま。
その餅のかけらを保存しておき、涅槃会から雛祭りの時期に炒ったり、
蜜でからめたりした。各地に同様の風習が残る。

奈良の寺でも涅槃会の供物は「はなくそ」というそうだ。
唐招提寺では、この日の供花も木でつくる造り花とお聞きした。
東北に残るようなごく素朴なもののようだ。

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