砂糖衣を着せることを「てんぷら」

ジェノヴァの砂糖菓子。シナモンのかけらに砂糖がけ。
とっても繊細な小さな菓子。
シナモンの堅くて薄い皮を粗く砕いたものに「てんぷら」しているので、
ほろほろと崩れる感じで、甘さと香りが残る。
「てんぷら」は和菓子での製菓用語でもあり、砂糖衣をつけることを言う。
いかにも南蛮菓子、砂糖菓子の伝来の歴史を思わせる。

ポルトガルでは、四旬節を「クアトロ・テンプラシ」と言う。
この期間、肉はだめだが、魚はOK。
ということで、かの地では魚の衣揚げをよく食べる。
真偽のほどは定かではないが、日本の「てんぷら」は、この四旬節の名から来ているともされる。

コメント

人気の投稿