鏡餅と相良人形

今日11日は、鏡開きなので、鏡餅のようにも見えるものを持つ土人形をアップ。
2009年、山形県・米沢笹野観音の十七堂祭り(1/17)に行った折、
相良人形をつくるお宅へ寄らせていただいた。元米沢藩士と伝わる相良家。
欲しかった「天神持ち」は意外に大きくて、この「お茶碗汲み娘」にする。
型が磨滅したこともあってか、今はお茶碗に見立てて絵付けをしているが、
もとは鏡餅を持っていたのではないか?
鏡餅を持つ女性は、仙台の堤人形にもある。

また「天神持ち」という土人形があり、この「お茶碗汲み娘」の茶碗部分が
小さな天神座像になっている。雛人形を持つように、マリアさまが幼子を抱えるように。
「天神持ち」は、秋田の八橋人形にもある。きっと東北では親しまれた図像なのであろう。
鏡餅や天神を掲げ持つ意味は、個人的には同じように思えている。

山形県・米沢の十七堂祭りについては、「いとおかし*笹野の削り花・紙花」でも。

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