「ぶと」と「くつわ」

「ぶと」と「まがり」に似せて、「ぶと」と「くつわ」
京都の亀屋清永の「ぶと」と津島の「くつわ」を並べてみた。

「ぶと」と「まがり」は、「ふと まかり」というように、一緒に書かれることも多く、
よく言われる大社でなくとも、各地の祭礼の神饌として出くわすことがあったりする。
そのかたちは千差万別ではあるけれど。
そして、油で揚げないものも多い。いや、揚げないほうが多い。
唐菓子といわれるもののなかでも、この2種は抜きんでて定着率が高いようだ。
少なくとも和名は、もともと日本にあったのではないかと感じるほどに。
個人的には、「ふと まかり」は陰陽かも?とも思っている。

「くつわ」も、昭和24年発行の『寒具抄』によれば、両端をねじってあったこともあるようで
「まがり」(環餅などと表記)や「索餅」にも通じるようにも思う。

コメント

人気の投稿