大磯国府祭(こうのまち)の六社の粽

5月5日大磯の国府祭(こうのまち)の六社の粽。(まち=まつり)
端午の節供には、関東では柏餅が定番だが、これは武家社会以降の習俗だといわれている。
相模国の国府(こう=こくふ)での古式ゆかしい祭には、これまた古式ゆかしい粽が授与される。
各社とも、氏子の皆さんが代々伝わるつくり方で、それぞれの粽づくりをされている。

国府祭の粽は、中国の粽の逸話とは別に、日本古来の稲作の予祝がベースにあるように思う。
田植えどき、稲に見立てた茅(ちがや)に包まれた餅は、稲の稔を約束しているように見える。
日本で育まれた粽づくりの習俗があったからこそ、中国の暦(端午節)が移植された時、
受け皿となり、根付きやすかったと思う。
関連ページ「いとおかし*国府祭のチマキ」
神輿の鳥が粽(稲)をくわえている。

コメント

人気の投稿