七尾青柏祭の神饌「長まし」

5月3日~5日に行われる能登・七尾の「青柏祭」
この祭に合わせてつくられる菓子「ながまし」(長まし)。
地元では、若い娘の人身御供の代替品として、女性の性器の象ったという謂れがある。

餅を楕円に伸ばす形は神饌によくあり、「花びら餅」とか「牛の舌餅」などと呼ばれ、
いずれ元は人身御供の代替品。

七尾の「ながまし」(長まし)が、金沢では「なまがし」(生菓子?)と呼ばれ、
「五色生菓子(日月山海里)」として伝わる婚礼菓子一式に含まれているようだ。
また七尾ではこの時期、緑色の糯米の粒がびっしりつけられた「いがら」もつくられる。
「いがら」も同じく「五色生菓子」に欠かせない。金沢では黄色の糯米粒にかわっている。
七尾との比較により、加賀百万石の演出のうまさがよくわかる。

「ながまし」の謎はこちらのページでも。
「七尾と越後に伝わる猿神 その2 ながまし」

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